楽器正宗

日本酒銘柄
酒名: 楽器正宗
産地: 福島県
酒造元: 合名会社大木代吉本店
特徴: 日本酒「楽器正宗(がっきまさむね)」とは

「楽器正宗」とは、その名の通り音楽をテーマにしており、精密な設計に基づいて醸される、無垢で透明感あふれるクリアな味わいが最大の特徴です。大正時代に地元で愛されたブランドを復活させ、その圧倒的なコストパフォーマンスと洗練された酒質で、瞬く間に全国的な人気銘柄となりました。

コンセプト:「香味の設計図」に基づいた、無垢な味わい

「楽器正宗」のコンセプトは、「好みの曲を聴くように、暮らしに潤いを与える酒」です。

その名の由来は、大正時代に蔵を訪れた宮内庁の雅楽師が「酒造りも楽器を奏でることも、元は同じく神様への捧げ物」と語ったことにあります。この言葉を受け、蔵元は「香味の設計図」を描き、その設計通りに音を奏でるかのように、精密でブレのない酒造りを目指しています。

派手さを追求するのではなく、米と水が持つ本来のポテンシャルを、混じり気のない「無垢」な状態で表現することが、このブランドの哲学です。

味わいの特徴とこだわり

  1. “中取り”へのこだわり: 楽器正宗の品質を語る上で最も重要なのが、**「中取り(なかどり)」**へのこだわりです。お酒を搾る工程で、最初に出てくる「あらばしり」と最後の「せめ」を除いた、香味のバランスが最も優れた中心部分だけを瓶詰めしています。これにより、雑味のない非常にクリアで綺麗な酒質を実現しており、その多くが手頃な価格で提供されることに驚きがあります。
  2. 透明感と綺麗な甘み: 味わいは、マスカットや和梨を思わせる、非常に上品で透明感のある甘みが特徴です。ただ甘いだけでなく、フレッシュな酸味が全体を支え、後味は驚くほどスッキリと切れていきます。
  3. 地元・福島の米「夢の香」: 主力商品の多くには、福島県産の酒造好適米「夢の香(ゆめのこう)」が使用されています。このお米が持つ、綺麗で柔らかな味わいの特性を最大限に引き出しています。
種類: 本醸造 中取り

純米酒 純醸

別撰(べっせん) 中取り

大吟醸 黒鼓/白鼓

【fp】フォルテピアノ

混醸(こんじょう)

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