刈穂

日本酒銘柄
酒名: 刈穂
産地: 秋田県
酒造元: 秋田清酒
特徴: 「刈穂」とは?

刈穂の醸造は、1913年(大正2年)創業の旧・刈穂酒造の伝統を引き継いでいます。

ブランド名の由来: 百人一首の第一首としても有名な、天智天皇が詠んだ和歌「秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ わが衣手は 露にぬれつつ」に由来します。日本の美しい稲穂の実りの情景が目に浮かぶような、風雅な名前です。

酒造りのこだわり: 「刈穂」の酒造りを特徴づけるのは、**「刈穂蔵伝承の技」**と呼ばれる3つの大きなこだわりです。

  • 全量槽(ふね)搾り: 現代の主流である自動圧搾機を使わず、全ての酒を昔ながらの「槽(ふね)」と呼ばれる木製の搾り機で、ゆっくりと丁寧に搾ります。これにより、雑味の少ないクリアで綺麗な酒質が生まれます。
  • 山廃仕込み(やまはいじこみ): 蔵の得意とする伝統製法。自然の乳酸菌を活かして力強い酒母を造ることで、しっかりとした酸と深い旨み、複雑味のある味わいを生み出します。
  • 中硬水仕込み: 秋田の蔵では珍しく、蔵の井戸から湧き出る中硬水を使用しています。ミネラル分が適度に含まれた水が、キレ味鋭い辛口の味わいの源となっています。

味わいの特徴

「刈穂」の味わいは、一言で表すと**「キレ味抜群の旨辛口」**です。 伝統的な製法から生まれる透明感のある酒質でありながら、米の旨みもしっかりと感じられます。特に、看板商品である山廃仕込みのお酒は、豊かなコクと力強い酸味が調和し、飲みごたえがありながらも後味は驚くほどスッキリとキレていきます。 そのシャープな味わいは、料理の味を引き立てる食中酒として非常に高く評価されています。

種類: ・刈穂 山廃純米 超辛口

・刈穂 純米酒 KAWASEMI LABEL

・刈穂 吟醸酒 六舟(ろくしゅう)

・刈穂 大吟醸

・刈穂 醇系(じゅんけい) 辛口純米

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