大七

日本酒銘柄
酒名: 大七
産地: 福島県
酒造元: 大七酒造
特徴: 「大七」とは?

「大七」の酒造りを特徴づけるのは、創業以来一貫して守り続ける**「生酛(きもと)造り」と、独自の精米技術である「超扁平精米(ちょうへんぺいせいまい)」**という二大支柱です。

 

  1. 生酛(きもと)造りへのこだわり
    生酛造りとは、現存する酒造りの手法の中で、最も伝統的で正統、そして最も手間のかかる製法です。自然界の微生物の力を巧みに利用し、通常の3倍もの時間をかけて力強い酵母を育て上げます。 多くの蔵が効率的な「速醸酛(そくじょうもと)」へ移行する中、大七は全商品をこの生酛造りで醸しています。これにより、他に類を見ない奥深いコク、豊かな旨み、そしてしっかりとした酸が生まれます。
  2. 独自の精米技術「超扁平精米」
    通常の精米が米を球形に削るのに対し、超扁平精米は米の形に沿って扁平に磨き上げる大七独自の技術です。これにより、雑味の原因となるタンパク質などを効率的に除去し、酒の旨みとなる中心部分(心白)を最大限に残すことができます。 この技術によって、生酛ならではの力強さを持ちながらも、驚くほどクリアで滑らかな口当たりを実現しています。

 

味わいの特徴

大七の味わいは、「力強く、リッチで、骨格のしっかりとした芳醇旨口」と表現できます。 生酛由来の複雑で奥行きのある旨みと、それを支える綺麗な酸が完璧に調和しています。超扁平精米によって雑味が極限まで取り除かれているため、重さを感じさせず、洗練された飲み口です。 また、大七の酒は熟成によって真価を発揮するものが多く、時を経るごとに円熟味を増していくのも大きな特徴です。特にお燗にすることで、その豊かな旨みとコクが花開き、至福の味わいを楽しめることから「燗酒の王様」とも評されています。

種類: ・大七 純米生酛

・大七 からくち生酛

・大七 純米生酛 CLASSIC

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